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櫻の園 [好きな本]

 学校は丘の上にあり
 ぐるりを取り囲む 数百本の桜は
 花の季節になると ぼうとかすんで
 薄紅の冠を かぶっているように見える

  ※吉田秋生著「櫻の園」冒頭より

 吉田秋生さんというマンガ家さんの著作「櫻の園」が映画化されるとか。

櫻の園 白泉社文庫

櫻の園 白泉社文庫

  • 作者: 吉田 秋生
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 1994/12
  • メディア: 文庫


 この作品は大分前にも映画化されていまして、今回が2度目となります。内容は、丘の上にある櫻に囲まれた女子校のお話。その学校の演劇部では、毎年春の創立祭にチェーホフ作の櫻の園という物語を演じることに決まっています。物語は、その劇を演じる演劇部の部員達の一人一人にスポットを当てて、全4話で稽古が始まるところから、創立祭での開幕までをつづったものとなっています。

 このマンガが雑誌に掲載されたのは1985年から86年。この物語は気に入っていて、ちょいと高めの単行本も買いましたw。綴られているのは普通の女の子達の何気ない日常。毎日起こるちょっとした出来事に泣いたり笑ったり、微笑ましいエピソードがたくさんですが、読み終わったときにちょっと切なくなる、そんな物語です。

 では映画はどうか?
 以前の映画化では、時間軸を「稽古から開幕まで」の数日間から「開幕前の数時間」に圧縮。その数時間の間に、原作でのエピソードやら何やらを詰め込んであるので、いささか忙しいイメージになり、今ひとつ首をかしげた記憶がありました(^^;。

 では今回は?
 オフィシャルサイトに行ってストーリーを読んだところ・・・・

 ヴァイオリニストになる夢を失った少女が、名門女子校に編入して、そこで立ち入り禁止の旧校舎の存在を知り、入り込む。その中でチェーホフの櫻の園の台本を見つけ、その作品が上映禁止になっていることを聞いた主人公が、再演のために立ち上がり人を集めはじめて・・・。

 別な話になってるわwww

 原作はどこだ!?

 夢を失った主人公が新たな夢を見つけて、それを実現するために仲間を集めて・・・と言う話なら、世の中にごまんとありますがな。そんな話を映画にしたかったのなら、プロデューサー、何で最初から物語を作らん?何で中途半端に人の作品に手を出す? 

 主人公の挫折と再生を描きたかっただけなら、櫻の園なんて要らないじゃん。しかしこの手の「原作もの」って、何で中途半端に余計なエピソードつけたりするもんかなあといつも疑問に思ってましたが「原作」と銘打っておきながら、ここまで中身をかき回している作品に出会ったのは久々(--;

 気に入ってる作品なだけに、ちょっとむっとしてしまった管理人でした(^^;
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